新・衣服との距離
わたしはこの2年で衣服との距離が一気に縮まった。
フリルのついた洋服を着るようになったし、ロリータ一歩手前のワンピースも身につけるようになった。
なぜこんなにも心変わりしたのかというと、人生は一度きりなんだと痛切に感じたからである。
遠い未来、「あのときおしゃれしておけばよかった」なんて後悔しないようにしようと思ったのだ。
今若いうちにかわいいお洋服を着て、めいっぱいおしゃれしておくことが、満たされた未来につながると思ったのだ。
(もちろんお年を召してからも可愛いお洋服はどんどん着ていいのだが)
まさかわたしがこんな可愛い服を着るようになるなんて思いもしなかったが、わたしは変わった。
人生は一度きり。
明日からも可愛いお洋服を着て出かけよう。